<韓国総選挙>与野党支持者の結集、投票率66.2%…28年ぶり最高
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.16 08:41
前職女性裁判官の正面対決が繰り広げられたソウル銅雀(トンジャク)乙のある投票所には投票開始前から有権者の長い行列が登場した。今月15日、江南(カンナム)小学校〔上道(サンド)1洞投票所〕で会ったある有権者は「70年以上ここに住んできたが、投票日にこのように人が多いことは初めて」と話した。ソウル銅雀乙だけのことではない。4・15総選挙の投票率が66.2%となった。1992年第14代総選挙(71.9%)以来最も高い投票率だった。4400万有権者の中で2912万人が投票に参加した。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)で当初投票率の下落を懸念したが、結果は正反対となった。政治専門家の間では進歩-保守の一対一構図により支持者対決の傾向が強かったという分析もある。徳星(トクソン)女子大学政治学科のチョ・ジンマン教授は「高い事前投票率を見て各政党の支持者が結集する影響があっただろう」としながら「高まった有権者の政治意識も一助した」と話した。
出発から高い投票率を予告した。この日午前7時、投票率は2.2%で第20代総選挙の1.8%より0.4%高く出発した。午後1時に過去最高だった事前投票率(26.7%)がより加えられ49.7%となり、午後6時最終投票率は66.2%で締めくくった。
全地域区で投票率が60%を上回った。最高は68.6%となった蔚山(ウルサン)、最低は62.4%の忠南(チュンナム)だ。ソウルの投票率も68.1%で28年ぶりに最高だった。4年前より58%より8.2%ポイント高かった。特に、民主党の李洛淵(イ・ナギョン)候補と未来統合党の黄教安(ファン・ギョアン)候補が正面対決する鍾路(チョンノ)は70.6%の投票率を記録した。事前投票率23.6%で、全国で最も低かった大邱(テグ)は反転だった。この日、43.4%の投票率を見せて最終投票率67%を記録した。2016年第20代総選挙で現れた投票率の「西高東低」現象はなかった。