【社説】民間の努力と成果に便乗するのに忙しい政府=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.19 11:06
青瓦台(チョンワデ、大統領府)の恥ずかしい自画自賛が果てしなく続いている。自身に有利な内容だけを編集・歪曲して広報することも足りず、誤ったファクトまで前面に出して世論を変えようとしている。一昨日、青瓦台は「アラブ首長国連邦(UAE)に新型肺炎の診断キット5万1000個を輸出した」と明らかにした。しかし、数時間後該当会社は「診断キットでない輸送バッジ」と反論した。輸送バッジとは検体(分泌物)を入れて完全な状態で移すのに使われる専用容器だ。新型肺炎に感染したかどうかを判別する診断キットとは違う。
今年13日には外信記者の質疑応答の内容を編集した4分間の動画を青瓦台のツイッターに上げたが、政府をほめる内容一色だった。これを見たブルームバーグ記者は「彼ら(韓国政府)の考えに合わせるためにどれだけ多い『外信記者』がクビになったのか気になる」と言って親文支持者から「コメントテロ」にあった。このような状況で大統領は「防疫の模範」としながら自らを褒め称え、保健福祉部長官は「韓国の対応が世界の標準」と相槌を打つ。現政権の「御用」を自任するユ・シミン氏まで「政府を非難するのは韓国の言論だけ」としながら御託を並べる。