「IOCが選手たちを危険にさらしている」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.19 07:32
国際オリンピック委員会(IOC)が東京オリンピック(五輪)の日程変更の可能性を一蹴した。今年7月の開幕を控えて決定を翻意する時間的な余裕が充分だという判断に伴う行動だと見えるが、国際社会の反応は冷ややかだ。
IOCは17日、トーマス・バッハ委員長(ドイツ)の主宰で五輪33種目の国際競技連盟代表者と緊急テレビ会議を開いた。2時間余り続いた会議の直後、IOCは「東京五輪を4カ月ほど残した今、果断な決定を下す必要はない。突然の決定や推測は逆効果を生むだけ」と明らかにして大会の日程を変える意思はなということを明確にした。
会議に参加した世界テコンドー連盟の趙正源(チョ・ジョンウォン)総裁は、「バッハ委員長が東京五輪の正常開催に確信を示した」としながら「今まで五輪全体種目のうち57%で出場選手の選抜が完了し、6月までにこれを終えれば五輪準備に支障はないというのがIOCの判断」と話した。趙総裁は「五輪中止または延期に対する言及はなく、6月まで選抜戦を終えることのできない場合に備えた『プランB』も話し合わなかった」と付け加えた。