公的マスクの増加で、産業現場ではマスク不足=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.11 07:58
韓国でマスク配給制が本格的に稼働した中、産業界が非常事態を迎えた。政府が公的供給量を80%に高めたことで、産業界従事者のためのマスクが不足しているのだ。
企画財政部は9日午後、ソウル中区(チュング)大韓商工会議所で大韓商工会議所、バス連合会、中小企業中央会、銀行連合会、建設協会、チェーンストア協会など10余りの機関の関係者と緊急懇談会を開き、現況の把握に入った。バス連合会の関係者はこの席で「輸送従事者10万人に2日に1枚ずつだけ配付しても1週間に少なくとも40万-50万枚が必要だが、公的物量が80%まで増えたことで、連合会レベルでは全く購入することができない」と訴えた。複数の出席者によると、政府関係者はこの席で「産業領域まで考慮する生産分量にならず申し訳ない。対策を用意している」と述べた。ある出席者は匿名を前提に「政府の立場は結局、サービス職など業務上マスクが欠かせない人も薬局で別にマスクを購入すべきというものだった」と語った。