【社説】止まってしまった韓国経済、青瓦台に「ウォールーム」でも作るべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.03 10:01
新型肺炎の恐怖に大韓民国の経済が止まった。体感景気は通貨危機や金融危機を彷彿とさせる。自営業者だけでなく企業も社員を解雇し給与を削減するなど生き残るために全力を挙げている。今年の成長率0%台の見通しが出るなどマクロ経済指標も相次ぎ落ち込んでいる。こうした状況を打開するために大規模な追加補正予算編成は避けられなくなった。
今回の追加補正予算規模は税金減免など歳入予算まで含めると12兆ウォン以上になるものとみられる。このため10兆ウォンほどの追加赤字国債発行は避けられなさそうだ。財政悪化への懸念が出るほかない。もちろん税金は必要な時に使わなければならない。だが普段から浪費性福祉予算を組む代わりに財政健全性維持にもう少し気を遣ってきたならばはるかに余裕ある対処が可能だっただろう。「蔵にお金を積み上げておくだけなら腐る」とばかりに大盤振る舞いすべきではなかった。