【コラム】「留学生商売」に追い込まれた韓国の大学
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.25 09:46
「留学生商売で伝染病の危険が高まった」「お金に目がくらんだ大学のせいで韓国の学生も被害を受ける」。中国人留学生の大挙入国を控えて大学が新学期開始を延期し、中国人学生の「自律隔離」のため韓国の学生の入寮に支障きたしているというニュースにつけられたコメントだ。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する不安感、昨年の香港デモ以降高まった反中情緒により、いつのまにか増えた外国人留学生に対する警戒心と大学への不満が重なっている。
コメントのように、国内の大学は留学生の誘致に没頭した。昨年4月現在の国内大学の外国人留学生は16万人(中国人7万人)で、5年前(2014年8万人)に比べて2倍に増えた。政府もこれを助けた。2015年に「2023年までに20万人誘致」を掲げて留学生拡大案を打ち出し、翌年に認証を通過した大学のビザ発給手続きを簡素化した。