【コラム】韓国、個人の純金融資産10万ドルに増えてこそ日本を追える(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.18 08:12
◆金融資産が多ければ老後も安心
純金融資産の蓄積が少ないのには複合的な理由がある。過度なインフレーションによる金融資産に対する不信感が根深いうえ、不動産価格の暴騰で実物投資に対する需要が非正常的に大きい。最近は自営業や中小企業などの所得階層の萎縮で、中産層の金融資産蓄積機能が顕著に落ちた。金融市場の成熟度が低く、監督機能が不十分で発生した派生結合ファンド(DLF)事態のように、金融消費者がまともに保護されず、金融商品の需要が急減したのも原因だ。金融機関に対する過度な規制が先端金融商品の開発を難しくさせる要因もある。