「北イスカンデル」発射当時に故障中だった韓国軍の情報収集装備
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.17 09:16
昨年初め、韓国軍当局が運用する核心の情報収集装備が数カ月間機能していなかったことが16日、確認された。この装備は海上で北朝鮮の信号情報(SIGINT)を収集する。また故障した時点はベトナム・ハノイで開催された2回目の米朝首脳会談が決裂した昨年2月ごろだった。このため当時、対北朝鮮情報網に穴が開いていたのではという指摘が出ている。
複数の政府消息筋によると、軍当局は昨年初め海上情報収集装備の核心部品をカナダに送っていたことが確認された。この装備の主要部分は事実上カナダの製品であり、該当部品を直すにはメーカーのカナダに送らなければならない。
ある政府筋は「核心部品がカナダから戻るまでの3カ月間ほどは装備を稼働できなかった」と話した。現在、この装備は修理され、軍当局が正常に情報収集業務に投入している。軍当局は真相調査をした結果、管理不十分・整備不良が原因と把握した。しかし別の政府筋は「この装備は導入当時から問題が指摘されていて、こうした状況はある程度予想されていた」とし「軍の一部ではカナダの製品の安定性に問題があるのではという見方もある」と伝えた。