韓経:韓国の自営業者、武漢悪材料でまた「悲鳴」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.31 09:30
30日午後2時、ソウル龍山区(ヨンサング)にあるドラゴンヒルスパ。韓国式サウナを体験しようとする海外観光客の「必須訪問地」であり国内の人気デート場所という名声とは全く違う雰囲気だった。6階建てビルの内部はマスクをした職員が客よりも目立っていた。普段は150人ほどいる1階のサウナ前には12人の客しか見えなかった。売店の職員は「新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎)が発生し、中国人観光客はもちろん国内の客も急減した」と話した。
「武漢肺炎フォビア(恐怖症)」のため国内市場が急速に冷え込んでいる。中国に続いて国内でも武漢肺炎が広がるという懸念が強まり、外出を控える人が増えたからだ。
最も打撃が大きかったのはソウル明洞(ミョンドン)など中国人がよく訪れる場所だ。この日午後2時、明洞の街中は自動車がブレーキを踏まずに通過できるほど閑散としていた。コムタンが有名な河東館明洞本店の長い行列も消えた。ソウル蚕室(チャムシル)ロッテワールドなどテーマパークの入場者は昨年の同じ時期に比べ20%以上減少した。中国人観光客の利用が多いソウル江南(カンナム)と明洞のホテルでは中国人だけでなく、「ホカンス(ホテル+バカンス)」を楽しむ韓国人の予約キャンセルの問い合わせが相次いだ。キッズカフェなど子ども相手の業種は旧正月連休以降「開店休業」状態だ。