韓経:「グレンジャー」受注累積4万台…現代車が緊急増産へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.21 09:24
現代自動車が準大型セダン「ザ・ニューグレンジャー」の生産台数を30%ほど増やす。昨年末から販売に入ったグレンジャーが予想以上の人気で「なくて売れない」状況であるからだ。4万台以上も生産が追いつかないほど深刻な供給不足となっている。増産のカギは労使協議だ。現代車はグレンジャーの物量を調整するには団体協約に基づいて労働組合の同意を得る必要がある。労使協議が長引けば供給の「適期」を逃すという懸念も出ている。
業界によると、現代車がグレンジャーの増産を進めるという。まだ納車していないグレンジャーは4万3000台に達したからだ。一部の顧客は納車まで3カ月以上も待たなければいけない。現代車は供給物量を確保するため悩んでいる。結局、増産のために労働組合に「SOS」を出して労使協議に入った。
現代車は忠清南道牙山(アサン)工場でグレンジャーを月9000台ほど生産している。会社側はまず牙山工場のソナタ生産比率を10%減らし、その代わりにグレンジャーの生産を増やす計画だ。月2-4回の週末特別勤務を考慮している。これを通じてグレンジャーの月間生産台数を3000-4000台増やす方針だ。5カ月間に1万5000台から2万台ほどの増産が可能だと会社側は見込んでいる。