韓国の窃盗犯が対馬から盗んだ「浮石寺仏像」…所有主めぐり3年越しの控訴審(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.13 07:33
事件の発端は2012年12月17日に遡る。当時、日本政府はインターポールを通じて韓国警察に「対馬の寺と神社に保管されていた仏像2点が盗難に遭った」として共同捜査を依頼した。日本政府は特定国家を指定しなかったが、警察は韓国搬入の可能性も念頭に置きながら捜査を進めていた。
捜査の過程で、同年10月8日にS(当時61歳)が釜山(プサン)国際旅客ターミナルを通じて持ち込んだ「模造品仏像」2点が、盗まれた仏像と一致することが明らかになった。釜山税関が行った模造品鑑定依頼記録や仏像写真なども日本から送られてきた情報と一致した。警察は骨董品商を通じて仏像を巨額で販売しようとしていた一党を検挙した。