EU、現代重・大宇造船M&Aに「第2次深層審査」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.07 10:31
現代重工業の大宇造船海洋M&A(企業の合併・買収)が難航している。欧州連合(EU)、シンガポール、日本などが「市場寡占が発生するおそれがある」と慎重な態度を見せているからだ。
現代重工業(2018年の市場シェア13.9%)と大宇造船(シェア7.3%)の合併は世界6カ国・地域で競争当局の審査を受けている。韓国をはじめ、EU、中国、日本、シンガポール、カザフスタンだ。このうち1つでも承認しなければ、現代重工業の大宇造船買収は不発に終わる可能性もある。現在のところカザフスタンだけが承認の決定を出している。
EU執行委員会は昨年12月17日、「第1次一般審査で結論を出せず、第2次深層審査をする」と明らかにした。EUは過去30年間、企業結合審査のうち93%を第1次審査で承認した。現代重工業の大宇造船買収の件を第2次審査に回したというのは、それだけ厳しく見ているということだ。昨年12月に第1次審査を終えたシンガポールも第2次審査に入った。シンガポールでは買収申請を受けた後、問題がなければ1カ月以内に承認するのが一般的だ。