在日同胞の母国語教育、日本の「朝鮮学校」が存廃の危機に…10年間に生徒40%減
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.31 14:32
日本政府の無償教育の恩恵を受けることができない朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)系在日同胞教育機関の朝鮮学校の生徒数が10年間に40%も減少したことが分かった。朝鮮大学校(東京都小平市)を除いた幼稚部、小・中学校、高校の生徒は5月基準で5223人と、産経新聞が31日伝えた。
1970年代初めに4万6000人だった生徒数は2000年代以降、急減している。2009年ごろ1万人を割り、最近は5000人台に減少した。これを受け、学校の統廃合が加速し、2009年に76校(11校は休校)だった日本全国の朝鮮学校は今年は64校(3校休校)に減った。
日本政府が朝鮮学校を無償教育から排除し、減少傾向はさらに強まっている。日本政府は2010年に高校無償教育を実施し、当初は朝鮮学校も他の外国人学校と同じく適用の対象に含めた。しかし同年11月23日に北朝鮮が延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件を起こすと、当時の民主党政権が朝鮮学校を無償教育の対象から除外した。その後、朝鮮学校側は民族差別だとして東京、名古屋、大阪、広島など各地域の裁判所に提訴した。このうち東京、大阪地裁は原告敗訴を確定した。