【グローバルアイ】韓国外交のおかしな「自尊心」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.31 06:51
#1.「文氏と対照的だったのが安倍晋三首相だ。習氏と同日会談した際に香港問題に『憂慮』を表明。ウイグルの人権問題について『透明性をもった説明』を働きかけた」
日本の権威紙である日本経済新聞24日付に掲載された記事の一部だ。前日の習近平国家主席との会談で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が香港・ウイグル問題に対して「中国の内政問題として認識している」と話したという中国メディアの報道に関する内容だ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)は記者団に対して「文大統領は『習主席の言及をよく聞いた』という趣旨の発言をしただけ」と説明したが、中国外交部は「この表現は事実に符合する」とし、事実上、中国メディアの肩を持った。
日経の報道のように、文大統領にとっては人権問題には何の関心もない指導者と刻印されて国際的な恥をかきかねない敏感な主題だ。だが、韓国政府は会談から4日後の27日に、韓国側の立場を中国政府に伝達したという。しかも記者会見ではなく報道を通じて先に知らされた内容で、中国がどのような立場を示したのかは知る由もない。