【コラム】民主主義よ、生きてはいるのか?=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.17 11:46
国会議員が楽に当選した時があった。「維新」時代だ。与野党が並んで当選する1区2人選挙区制に変えた。与野党合意? そんなものはない。国会を解散し、憲法まで変えた。1973年の第9代総選挙で政府与党である共和党は73選挙区で73人が当選した。第1野党である新民党は52議席を得た。第一野党に安らかな席を保障し口をふさいだ。
過半数? 難しくなかった。全議席の3分の1である73人を比例代表の代わりに事実上大統領が任命した。判事も大統領が任命した。野党はおびえていた。「効率性」「生産性」をとても好むのではない。民主主義はその程度の費用を払う価値がある。12・12クーデターで執権した新軍部はきまり悪かったのか再び比例代表制に戻した。それでも比例議席92議席のうち3分の2の61議席を地方区当選者が最も多い政党が占めた。残りを他の政党に議席比率で分けた。6月抗争以降88年の第13代総選挙の際に第1党プレミアムが比例議席の半分に減り、92年になり与党プレミアムがなくなった。