政治人生の最後に「韓日問題とファストトラック」を抱え込んだ文喜相国会議長(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.02 09:34
文氏は選挙制改編案と司法改革案を含むファストトラック法案の処理過程で主な役割を果たしてきた。今年4月、司法改革案のファストトラック指定を控えて当時司法改革特別委員会委員だった正しい未来党のオ・シヌァン議員が反対の意向を示した。するとキム・グァニョン当時正しい未来党院内代表が司法改革特別委員会委員をオ議員からチェ・イべ議員に交代するために辞任・補任を申請したが、文氏はこれを受諾した。彼の決定で司法改革案がファストトラックにのる可能性もあった。だが、正しい未来党の「変化と革新のための非常行動」所属の議員らと自由韓国党はこれを不法だと見なしている。
最近では司法改革案の本会議付議時点を延期(当初10月29日で12月3日)という決定を通じて与野党交渉の空間をつくったりもした。文氏が立場を変えたのは国会の破綻を防ぐための苦肉計だった。