中国外交筋「北朝鮮、韓国政府を疑う可能性も」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.06 18:00
北朝鮮の金剛山(クムガンサン)の韓国側施設の一方的撤去措置について中国・北京の外交筋は先月29日、「北朝鮮が韓国政府を疑っている可能性がある」と述べた。訪中韓国記者団との懇談会の席でのことだ。南北問題に精通したこの外交筋は「金正恩(キム・ジョンウン)委員長が文在寅(ムン・ジェイン)大統領と4回会って、開城(ケソン)工団及び金剛山(観光)再開の要請もしただろうし、期待もしただろうということは誰も否定できない」とし「なのに南北関係が何も進展がないため、韓国政府に対して不満がある可能性がある」と述べた。
この外交筋は、特に昨年12月の南北鉄道の開通式の後を決定的タイミングとして言及し、「開通式だけして、何の進展もなかった」とし「もちろん中国政府が(北朝鮮のこのような行動を)勧奨するわけではないが、韓国も積極的に対話と和解の努力を継続してほしい」と述べた。また、「中国も中国なりに北朝鮮に対しても疎通してきたし、(今後も)継続する」と述べた。