【社説】ロシアのKADIZ侵犯、韓米同盟が強固であってこそ防げる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.24 08:20
ロシアの軍用機6機が22日、また韓国防空識別圏(KADIZ)に無断で入って6時間も韓半島(朝鮮半島)上空を飛行した。韓国の戦闘機10機が緊急出動したことで領空までは侵犯しなかったが、ロシアのKADIZ侵犯は今年に入って20回目となる。問題を起こした軍用機には早期警戒機だけでなく戦闘爆撃機と戦闘機も含まれていたという。この程度なら偶発的でなく常習的な挑発だ。特に今回の事態はKADIZ侵犯問題などを議論する韓露軍事会議の直前に発生し、意図的な行為とみられる。
防空識別圏が全世界的に通用する概念でないのは事実だ。しかしできるだけこれを尊重するのが国家間の礼儀だ。特に民間航空機とは比較にならない速度の軍用機が領空に近接する場合、事前に知らせることが事故を防ぐためにも必要となる。にもかかわらずロシア側がKADIZを侵犯したのは韓国を無視する行動だ。