韓経:青瓦台「景気良くなる」我田引水式統計解釈…誤った処方ばかり乱発(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.10 11:40
◇根拠がない楽観論に我田引水式指標解釈
昨年12月に政府が出した「2019年経済見通し」が「廃棄処分」の手順に入ったのは新年が始まっていくらもたたない時だった。消費、投資、輸出など主要指標が急落し、1-3月期から前四半期比マイナス0.3%とマイナス成長を記録したためだ。7カ月後に政府が出した修正見通しの「有効期間」も短かった。経済の現実をそのまま反映すれば政策失敗をめぐる議論が起きかねないという点から、政府は低いとわかっていながらも高く設定したのではないかの疑惑が起きたりもした。
政府の見通しが「バラ色」だったということは数字が語る。輸出増加率は昨年12月の3.1%の見通しから今年7月の修正値ではマイナス5.0%、今年1-9月の実績はマイナス9.8%に、設備投資増加率は1.0%の見通しから修正値でマイナス4.0%、1~8月の実績でマイナス11.8%、物価上昇率は1.6%の見通しから0.9%に修正し、実際には0.4%だった。経済成長率は2.6~2.7%の見通しから2.4~2.5%に修正し、2%前後に落ち込んでいる。