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<チャイナインサイト>2049年にはスーパーパワーに、中国の夢はかなうか(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.02 11:44
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◇習近平執権後によみがえった毛の暗雲

しかし2012年の習近平主席執権後、共産党と総書記に権力が再び集中し、社会と企業に対する国の統制が前例がないほど強化されている。世界の人々は「毛の暗雲」が中国の空を覆うのではないだろうかと懸念のまなざしで古稀の宴を眺めている。

 
民族統一の課題も解決ははるかに遠い。北京で70周年慶祝行事が開かれるその時刻に香港では「哀悼の日」行事が開催された。6月から始まった民主化デモが続いているのだ。これは中国が誇る一国二制度(一国両制)が1997年の香港返還から20年が過ぎてもしっかり作動していないという事実を生々しく証明する。中国の主権が及ぶ香港がこうした状況で、台湾は話す必要もない。例えば1987年の民主化以降に台湾人のうち自身を「中国人」と考える人はもう少数にすぎない。香港の民主化運動を見守り一国二制度方式の統一に対し台湾人はさらに反感を持つようになった。こうした状況で中国が共産党一党制を維持し台湾と統一できるかわからない。

米国との覇権競争も大きな負担だ。米国を相手にするにはソフトパワー(理念と価値の魅力)は言うまでもなく、ハードパワー(経済力と軍事力)もまだ大きく不足しているためだ。中国の浮上を抑制し米国の覇権を維持するという戦略はトランプ政権だけのものではない。オバマ政権も方法は違っても同じ戦略を推進し、来年の大統領選挙でもし民主党政権が立ってもこうした戦略は変わらないだろう。一部の学者は米中間の覇権戦争は避けられないと悲観的な見通しを示す。今後中国が米国との正面衝突を避け過去のように急速に浮上するのは容易でないだろう。

◇2049年にGDPは米国の2倍になる見通し

中国夢の第2段階は「中華民族の偉大な中興」を完成することだと習主席は話す。建国100周年になる2049年には米国に次ぐ「現代化した強国(super power)」を建設しようということだ。2049年に中国は、そして世界はどんな姿に変わるだろうか。

中国の計画通りに2020年代は4~5%、2030年代は3~4%に成長するならば2030年ごろにはGDPが米国と同水準になり、2049年には米国の2倍になるだろう。科学技術面でも中国は米国に次ぐ実力を持つだろう。軍事力は世界を戦場とする場合には米国の相手にならないが、アジア地域では米国もぞんざいにできない強国に変化するだろう。こうした見通しは米国の中国牽制がすでに適切な機会を逃したという事実を意味する。2014年に中国のGDPが10兆ドルを超えてから成長は内需と投資に依存するため関税引き上げなど貿易制裁だけで成長を防ぐことはできない。また、中国は遠くは1990年代中盤、近くは2000年代中盤から自主革新の旗印の下で科学技術の発展に総力を挙げ、その結果いまでは相当な分野で技術自立を達成した。5G分野を先導するファーウェイの疾走は一例にすぎない。これは米国の「技術戦争」が中国の成長を折るには限界があるという事実を意味する。ただソフトパワーは民主国家を建設するまでは米国と競争できないだろう。

結局今後30年の間に米中覇権戦争が起きる可能性は希薄だが、これらの競争と対立による混乱は避けられなさそうだ。米国は素直に覇権を差し出すつもりはなく、中国は米国の意向におとなしく従うつもりはないためだ。特に両国が軍事的に対立する場合、台湾海峡、南シナ海とともに韓半島(朝鮮半島)が争点地域に浮上する可能性もある。米中両国とも友好関係を維持しなければならない韓国としては懸念しないわけにはいかない状況だ。

われわれは中国夢が実現されることを願う。ただそれが中国に国力増強など物質的豊かさだけでなく民主と自由など精神的な豊かさももたらす、また、中国だけでなく近隣諸国にも平和と繁栄をもたらす吉夢になることを希望する。73歳で命を終えた孔子はこのように話した。「七十にして心の欲する所に従いて矩を踰えず(七十而従心所欲不踰矩)」。古希を迎えた中国もこうした人生を夢見ることを期待する。

チョ・ヨンナム/ソウル大学国際大学院教授

<チャイナインサイト>2049年にはスーパーパワーに、中国の夢はかなうか(1)

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