【コラム】就職活動中の学生に飛び火した韓日葛藤(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.05 08:48
こうした中、雇用労働部はKOTRA(大韓貿易投資振興公社)、産業人材公団と共同で今月下旬に開催する予定だった「日本-ASEAN就職博覧会」を中止した。全体の参加企業120社のうち4分の3に該当する90社が日本企業だった。日本まで行く必要なく一度に複数の企業に願書を出して面接まで終えることができるため学生は大きく期待していたが、突然取り消しになった。これに先立ち雇用労働部が先月下旬にソウル・釜山(プサン)など5都市で開催した海外就職戦略説明会でも日本は除外された。批判を意識して範囲を全世界に広げた「グローバル就職大展」を11月に開催することにしたが、日本企業の参加規模は減るしかない状況だ。
これに関し任書正(イム・ソジョン)雇用労働部次官は先月30日、国会で「最近の(韓日葛藤)雰囲気のため希望する当事者が公開的な席に集まってすることに負担を感じている」と釈明した。あたかも学生の意思を反映した措置という説明だったが、学生の反応は全く違った。自分の職業と夢がかかる就職の機会を学生が自ら「雰囲気」のためにあきらめるというのは常識的にも考えにくい。