青瓦台がGSOMIA終了を決めた4つの理由
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.24 10:05
韓日の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を終えるという青瓦台(チョンワデ、大統領府)の22日の発表は予想を覆す決定だった。延長するものの情報交流をしないという一種の条件付き延長を選択するという見方が多かったからだ。
実際、青瓦台は当日の国家安全保障会議(NSC)常任委会議の直前まで、いくつかのケースを綿密に検討していた。会議ではGSOMIAを条件付きで延長する案も論議されたという。しかし結局は延長「終了」決定が下されたことに関し、与党関係者は23日、「GSOMIAを延長しても韓国が情報交流の要求に応じない場合、むしろ日本側に反発の口実を与えるという懸念があった」と伝えた。
<1>効用=青瓦台内部ではGSOMIAの延長について議論し始めた段階から情報の非対称性問題が深刻だという主張があった。2016年11月にGSOMIAが締結された後、両国間の情報交流が行われた回数は29回。うち韓国が日本から受けた情報量が極めて少ないという不満だ。NSC関係者も前日、「2018年度には事実上、情報交流の需要がなかったし、最近は北の短距離ミサイル発射によって日本側が我々に要求した安保情報交流需要があった」と説明した。青瓦台がGSOMIAの延長について「情報の量的な側面と質的な側面を含め、すべてのオプションを検討する」と強調してきたのもこのためだという。