【中央時評】日本の人々の心をつかもう(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.09 10:58
さらには人権と民主主義など、人類の普遍的価値と平和的国際主義に志を同じくする世界的市民社会勢力と共に歩んで行ければ、より大きな力になることができる。日本最大規模の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の「平和の少女像」検閲と「表現の不自由」を糾弾する声が全世界に広がり、SNSを介して少女像を再現した写真を投稿する「私が少女像だ」のパフォーマンスが相次いでいる。国際政治学ではこのような抗議方法を超国籍擁護ネットワーク(transnational advocacy network)の「ブーメラン戦略」と言う。一言で言うと、彼ら日本国内外の国際的な仲間たちと連帯し、安倍政府に迂回的に圧力を行使するという概念だ。SNSに慣れている韓国の若いネットユーザーを中心に少女像パフォーマンスのように溌剌としていて愉快でありながらも概念を持つオンライン・コンテンツを制作・流布し、安倍政権の非道を暴き、日本と世界の新世代の共鳴を引き出す「恥ずかしい思いをさせること(naming and shaming)」はまた、どうか。
日本に対する我々の強みは企業や政治ではなく、韓流からろうそく集会に至るまで躍動的で進取的な姿を見せてきた市民社会にある。日本が我々を軽んじず羨ましがる韓国ならではの魅力の源だと考える。日帝不買運動、平和少女像のように口を固く結び断固として続けよう。しかし、我々市民社会の包容的かつ平和な抗議方法で、日本人の心もつかもうという話だ。