東海NLL越えた北朝鮮の木造船に白いタオル…亡命意思問うと…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.29 09:23
27日夜に北朝鮮軍の副業船とみられる小型木造船に乗り東海(日本名・日本海)の北方限界線(NLL)を越えてきた船員が、初期調査で「航路錯誤で南側に進入した」と述べた。当局はこの船が夜に単独でNLLを越えてくるなど特異兆候があり船員を追加調査している。
合同参謀本部が28日に明らかにしたところによると、北朝鮮船員3人を乗せた木造船は27日午後11時21分ごろに東海NLLを越えた。韓国軍当局はすぐに艦艇を出動させてこの船を曳航し、28日午前に船員と木造船を江原道襄陽(カンウォンド・ヤンヤン)の軍港に移送した。軍副業船用の一連番号が書かれた木造船は長さ10メートルで小型エンジンが装着されており、GPSはなかった。船員の1人は軍服姿だった。海上で亡命意思を問う韓国海軍隊員に船員の1人は「違います。大丈夫です」と答えた。脱北者のアン・チャンイル世界北朝鮮研究センター所長によると、この返答は北朝鮮式の表現で「大丈夫だ」「問題ない」程度の意味で、脱北の意思がない方に寄っているが、肯定か否定かを断定するにはあいまいな返事だという。当局は彼らの亡命意思の有無を個別調査している。