北朝鮮「南朝鮮、米朝関係に余計な口出しはせず自国のことでもしっかりやれ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.28 10:07
北朝鮮がドナルド・トランプ米国大統領の訪韓を控え、韓国に対して米朝関係から外れるよう要求した。朝鮮中央通信によると、クォン・ジョングン北朝鮮外務省米国局長名義で27日に出された談話を通じて「朝米関係を仲裁しているように世論化しながら発言力を強めようとする南朝鮮当局者にも一言言いたい」とし「朝米対話の当事者は文字どおり我々と米国であり、朝米敵対関係の発生根源から見ても南朝鮮当局が余計な口出しをする問題では全くない」と主張した。南北接触に動いた青瓦台(チョンワデ、大統領府)と政府の北朝鮮ラインをあざ笑うかのような言葉だ。
談話は続いて「朝米関係は我が国務委員会委員長同志と米国大統領の間の親交関係に基づいて行われている」とし「我々が米国に連絡することがあれば、朝米間ですでに前から稼動している連絡ルートを使えば良いことで、交渉をしても朝米が直接向かい合って座って行うことになるので、南朝鮮当局を通じることは絶対にない」と強調した。あわせて「南朝鮮当局者が今の北南の間にもさまざまな交流と水面下対話が進行しているように広告しているが、そのようなことは一つもない」とし「南朝鮮当局は自国のことでもしっかりやったほうがいい」と非難した。
談話は声明よりは弱いが北朝鮮が公式立場を明らかにする手法だ。したがって、この日の談話は今後の米朝対話と南北関係に対する北朝鮮当局の立場整理とも見なすことができる。談話はまた「米国と対話しようといっても、交渉姿勢がしっかりと整っていなければならず、話が通じる人と交渉するべきで、完全な代案を持ってきてこそ交渉も開かれる」と主張した。