韓経:【社説】「6・25は北侵」堂々と主張した金正恩に厳重に警告しなくては
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.24 09:35
北朝鮮の指導者金正恩(キム・ジョンウン)が21日に平壌(ピョンヤン)・牡丹峰(モランボン)の朝中友誼塔を習近平中国国家主席とともに参拝した後、「朝鮮(北朝鮮)が侵略を受け防御する過程で中国人民支援軍が払った勇敢な犠牲を永遠に記憶する」と話した。北朝鮮の不法奇襲南侵で数百万同胞の命を奪った6・25戦争(朝鮮戦争)を韓国と国連軍が侵略した「北侵」と堂々と主張したのだ。
核・ミサイル挑発にともなう国際社会の制裁でコーナーに追い詰められた金正恩としては唯一の同盟国である中国の支援がいつになく切実な境遇だ。そのため主要20カ国(G20)首脳会議に先立ち北朝鮮を訪問した習主席を手厚く歓待し、朝中友誼塔に案内して「血盟」を改めて強調したかったのだろう。朝中友誼塔は6・25当時北朝鮮を支援し韓国に侵攻した中国共産軍を記念して1959年に建てた中朝同盟の象徴とされている。