韓国で昨年相次いだBMW火災、まだ8万台がリコール応じず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.03 16:03
昨年夏に火災が相次いだBMW車の主な発火場所は吸気多岐管(インテークマニホールド )だった。このため今年1月から吸気多岐管の点検・交換を施行しているが、完了率は54.9%であることが分かった。8万台近い車が依然として点検も受けておらず、本格的な夏を控えてまた火災の発生が懸念されている。
国土交通部によると、火災に関連したBMWリコール対象車は520d、320dなど約70モデル・計17万2000台。リコールは2つの部品に集中して実施中だ。排ガス再循環装置のEGRモジュールを交換する。これは過度なEGRの使用または冷却性能不足によりEGRクーラー(冷却器)に亀裂が生じて冷却水が漏れ、この冷却水がエンジンオイルなどと混ざって吸気多岐管についた後、500度以上の排ガスが流入して火災につながるという調査結果に基づくものだ。EGRモジュールの交換は昨年8月に始まり、完了率が93.6%と相対的に高い。