女優ハン・ジソンさんから暴行被害にあったタクシー運転手が「ハン・ジソンさんが十分に謝罪した」として「許すことにした」と話した。

２７日、韓国ニッカンスポーツによると、タクシー運転手イさん（６１）はこのメディアとの電話インタビューで「ハン・ジソンさんの所属事務所代表と本人に会った」として「ハン・ジソンさんは泣きながら、かろうじて『本当に申し訳ない』と繰り返すばかりだった」と明らかにした。

イさんは「実は容赦するかしないかの問題でない」として「人にわざわざ害を与えようとしたのでもないが、許すかどうかの問題ではない。大きくけがしたのもなく、営業妨害と言えるようなことでもなかった」と話した。

同時に「私もあの年齢の娘がいる。謝る時たくさん泣いていたが残念だった」として「余計に事が拡大したようで可愛そうだと思った。実際、その程度のことではない」と話したとニッカンスポーツは伝えた。

チャンネルＡは２３日、タクシー運転手を暴行して交番で暴れたハン・ジソンさんが罰金刑執行猶予を言い渡されたとして被害者のタクシー運転手は事件発生後８カ月間謝罪も一言聞くことができなかったと報じた。

ハン・ジソンさんは昨年９月、江南（カンナム）近隣で酒に酔ったままタクシーの助手席に乗り、いきなり運転手であるイさんのびんたを張り魔法瓶で頭を叩いて警察の取り調べを受けた。彼は後部座席の乗客を押し退けて腕をひっかくなど、交番に連行された後にも警察官まで暴行した。

ハン・ジソンさんは裁判所で暴行および公務執行妨害など疑いで罰金５００万ウォン（約４９万円）に執行猶予１年を言い渡された。ハン・ジソンさん側は２４日、イさんに直接会ってその間連絡先が分からずお詫びを述べることができなかったとして許しを請った。２６日にはタクシーに乗っていた乗客も訪ねて謝罪した。暴行した警察にも許しを請ったことが分かった。