<韓国を脅かす製造中国>2025年に日本・ドイツ級に飛躍、2045年には米国抜く目標
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.08 06:51
「新しい中国経済を導くエンジンは製造業だ。強力な製造業がなければ国家の繁栄もない。国際的な競争力を持つ製造業の基盤を建設することは、中国が影響力を高めて国家安保を守り、世界の強大国になる唯一の方法だ」
李克強首相が2015年に発表した「中国製造2025」の序文はこのように始まっている。中国が製造業大国を超えて製造業強国として新たに生まれ変わるために主要10分野における産業を全面的に育成するというのが骨子だ。この計画は中国共産党創党100周年(2021年)と中国解放100年(2049年)を意味する「2つの100年」に足並みが揃えられている。中国解放100年を迎える時点で製造業で世界最強国の地位に上り、グローバル覇権を掌握するという中国の野心が含まれている。
中国は3段階に分けて目標達成時期を提示した。第2段階で2025年までに製造業2位グループにステップアップし、第3段階である中国解放100周年直前の2045年には世界最強の製造国家になるというものだ。現在、第1段階の目標地点の直前に来ているが、最終目標の達成まで進めるかどうかは未知数だ。「米国を再び偉大に」を叫ぶドナルド・トランプ米国大統領と正面から衝突しながらだ。成均館(ソンギュングァン)大学中国研究所のヤン・ガプヨン教授は「米中貿易紛争を落ち着かせるために米国を意識して中国製造2025の推進ペースをしばらく調整するかもしれないが、中国としては絶対あきらめない政策」と話した。