【現場から】教育ピラミッドの頂点でさまよう子どもたち=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.20 14:03
「教育のはしご」が崩壊したということに同意しながらも「選択の余地はなく」一生懸命に勉強したというある延世(ヨンセ)大新入生は「大学を卒業しても希望する職業に就けるかどうか分からない」と話した。中央日報調査報道チームが2019学年度SKY〔ソウル大・高麗(コリョ)大・延世大〕新入生200人を対象にアンケート調査を実施する過程で聞いた言葉だ。
このような否定立場(設問「大学を卒業すれば希望する職業に就けると思うか」に対して「どちらでもない」「特にそう思わない」「全くそう思わない」とする回答)は全体41.5%に達した。「大卒人材があふれているから」「大学入学はただの過程で、過程が良いからといって良い職業が保障されるわけではない」という理由とともにだ。また、回答者72人は「大学でも課外授業を受ける意向がある」と答えた。大学ですら私教育に依存しようとしている態度だった。熾烈な競争に勝ち抜いて「ピラミッドの頂上」に立ったが、依然としてさまよっている「2019年教室」の中の子どもたちの姿だ。