「駐スペイン北朝鮮大使館侵入事件の黒幕は千里馬民間防衛」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.19 09:51
先月22日に発生した駐スペイン北朝鮮大使館暴漢侵入事件の背後に北朝鮮体制反対団体「千里馬(チョルリマ)民間防衛」がいるものと見られると米日刊紙ワシントンポストが16日(現地時間)報じた。暴漢は第2回米朝首脳会談の5日前の先月22日、北朝鮮大使館公館職員を拘束しコンピュータや携帯電話などを強奪した。事件はハノイ米朝首脳会談が開かれた先月27日、スペインのインターネット新聞で初めて報じられ、同公館が米朝交渉で実務を担当した金赫哲(キム・ヒョクチョル)対米特別代表が2017年9月まで大使として在任していた場所ということから注目を浴びた。
ワシントンポスト紙は「この作戦の計画と実行をよく知る人々がその背後に北朝鮮金氏王朝を覆すための秘密組織『千里馬民間防衛』があると話した」と報じた。千里馬民間防衛は2017年に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシア・クアラルンプール国際空港でVX神経作用剤による攻撃で殺害された後、彼の息子キム・ハンソル氏と家族を安全国家に逃避させたと主張した団体だ。1日から「自由朝鮮」に名前を変え、11日に発生した駐マレーシア北朝鮮大使館の塀の落書きも自分たちが行ったものだと主張している。