주요 기사 바로가기

【グローバルフォーカス】ハノイ首脳会談は本当に失敗作なのか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.08 10:19
0
ベトナム・ハノイでの米朝首脳会談が合意文の発表なく突然終わり、外交専門家の間では失敗かどうかをめぐりさまざまな意見が出ている。果たしてハノイ首脳会談はどう評価すべきだろうか。

失敗と見る側の見解はこうだ。「トランプ大統領は昨年のシンガポール首脳会談で得た教訓を無視し、準備がかなり不足した状態で金正恩委員長との2回目の会談をした。トランプ大統領は交渉家としての自分の能力を信じて、結局は傲慢な態度の代償を支払うことになった」。

 
こうした考えは首脳会談が進行される通常の方式に対する理解がその土台にある。もちろん首脳が個人的な親交から驚くような合意を引き出す場合もある。しかし一般的に首脳会談は実務者レベルであらかじめ交渉を終えた内容を首脳が承認する形で行われる。交渉家が双方ともに満足する合意案を出せなかった場合、会談は正常に進行しない。

にもかかわらず、筆者は今回の会談の結果について少し慎重な評価をしようとする。2018年下半期、米国は「イラン式解決法」を北朝鮮に適用するのは難しいと判断した。イランは国際制裁の解除に先立ち核心的な非核化段階を進めることに合意し、実際にこれを実行した。一方、北朝鮮は始終一貫、信頼構築のための措置を取り合って段階的に交渉を進めようと主張した。米国も部分的に同意した。しかし何をどうやり取りするかは明確でなかった。

米朝ともに計算ミスをしたが、北朝鮮の無理な要求がさらに深刻だった。ビーガン北朝鮮担当特別代表によると、北朝鮮は寧辺(ヨンビョン)のウラン濃縮施設とプルトニウム再処理工場を解体する条件として、2016年以降に採択された国連の対北朝鮮制裁を解除してほしいと要求した。北朝鮮は寧辺をはじめとする北朝鮮全域にあるすべての核施設の現況を把握するという米国の意志を過小評価した。北朝鮮に存在する300以上の核施設のうち2カ所だけを閉鎖するというのは過度に縮小された提案だ。そして北朝鮮は寧辺以外の地域の核物質および核兵器備蓄量とミサイルプログラムには全く言及しなかった。北朝鮮が出した核凍結・ミサイル試験中断宣言は譲歩でない。脅迫だ。

トランプ大統領は北朝鮮が全面的な制裁解除を要求したと伝えた。すると北朝鮮の李容浩(イ・ヨンホ)外相は深夜に記者会見を開き、一部解除を要求したと反論した。しかし北朝鮮外相の言葉より米国大統領の発言が真実に近いことが明らかになった。2016年以降の国連の対北朝鮮制裁決議は対北朝鮮航空燃料輸出禁止など北朝鮮の主要物資の輸出入を封鎖する内容であり、事実上、対北朝鮮制裁で最も核心的な項目を含んでいる。北朝鮮が要求した制裁緩和は、対北朝鮮交渉で米国と韓国が握る有利なカードを実質的に除去しようという試みと見ることができる。

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領にとってハノイ会談の決裂は残念なことだろう。しかしハノイ首脳会談に対する期待は最初から誇張された部分があったし、近いうちに米朝会談が再開される可能性も依然として高い。

ハノイ首脳会談から出てくる可能性がある最上の結果は何だったのか。文大統領は終戦宣言に言及したが、この宣言は象徴的な措置に近い。会談合意文が休戦体制の代わりにはならないからだ。関係改善と非核化が進展すればそのようになるという宣伝的な意味を持つだけだ。

会談が実を結んでいれば、北朝鮮は2008年に寧辺冷却塔を爆破した当時のように核施設とミサイル施設の数カ所を閉鎖しただろう。しかしこうした措置が不可逆的な廃棄かどうかは分からない。象徴はただ象徴にすぎない。本質でない。首脳会談を見守った人たちはこの会談が交渉の終結でなく開始だという事実を知った。最終結論に至るまでは数年かかることもあるだろう。

米国と北朝鮮は現在、交渉再開への意志を見せている。今後どのように展開していくかは誰にも分からない。文大統領はその間、米国と北朝鮮が交渉テーブルに就くうえで重要な役割をした。米朝会談を実現させたこと自体でも歴史的な成果だ。意味のある合意が出てくるかどうかは今後を眺めてこそ分かる。いま急いで予測するのは望ましくない。

交渉が失敗に終わったとしても、会談がなかった時期より状況が悪化するだろうか。私はそう思わない。最終的にハノイ首脳会談は失敗に帰結するかもしれないが、今まで人類が経験した数多くの歴史的な事件を振り返ってみると今そのような判断をするのはあまりにも性急だ。

ステファン・ハガード/カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)教授

◆外部者執筆のコラムは中央日報の編集方針と異なる場合があります。

関連記事

最新記事

    もっと見る 0 / 0
    TOP