日本哨戒機問題の1週間後、中国軍が韓国防空識別圏に入った理由(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.04 08:52
信号情報の収集は海でも行われている。広く知られているのは海洋調査船で主に海底地形を把握するケースだ。しかし潜水艦探知のための水中音響情報を収集したりもする。米国、日本、そして中国が海洋調査船を運用している。
海洋調査船のほか信号情報を収集するための情報収集艦も運用されている。ロシアは1980年代からバルザム級情報収集艦を運用したが、太平洋艦隊に配属された2隻は予備艦として保管されている。中国は1980年代初期から813式情報収集艦を運用した。1999年からは東調級と呼ばれる815式情報収集艦を主力に運用していて、2018年末まで9隻を運用している。
東調級情報収集艦は東シナ海と南シナ海の近隣で主に活動するが、活動領域をしだいに拡大している。2014年に中国は米国の招請を受け、ハワイ近隣で行われる環太平洋軍事訓練「リムパック2014」に参加していた。しかし訓練海域の外側に東調級情報収集艦を派遣し、訓練状況を監視しながら情報を収集した。中国はリムパック訓練に招請されなかった2018年にも情報収集艦を派遣して訓練を監視した。