起亜車は米国市場でほぼ唯一小型クロスユーティリティ車両（ＣＵＶ）市場を先導している。昨年、同級販売量の１位が起亜車の「ソウル」だった。比較的に短い歴史（２５年、米国基準）を考えると異例のことだ。主要な米国自動車メーカーはほとんど米国で１００年以上自動車を販売してきた。

今年起亜車は「ソウル電気車（ＥＶ）」とソウルＸライン、そしてソウルＧＴライン（クランツリースモは長距離走行に適合した高性能車）を新しく公開する。ユン専務は「小型ＳＵＶ市場で同級１位を固めるための戦略」と説明した。

「ジェネシス」ブランドも上半期の中大型セダン「Ｇ９０」を米国で発売する。このようになれば、「テルライド」「パリセイド」と共に現代車グループの３ブランドが保有した最も大きい車種が一度に米国市場を攻略することになる。

もちろん、昨年、米国で販売量が最も多く増加した車級はエコカー（＋２８％ポイント）だ。成長の勢いは激しいが、まだ米国全体の販売量で占める割合は２．１％にとどまっている。今後の潜在力を見て現代車グループは様々なエコカーも米国市場に投入する計画だ。昨年から小型ＳＵＶ「コナ電気車（ＥＶ）」と水素電気車「ネクソ」を販売し始めた。今年は「ソウルＥＶ」と「ニロＥＶ」の販売を始める。

米カリフォルニア州ラグナニゲル（Ｌａｇｕｎａ　Ｎｉｇｕｅｌ）に位置した現代車ディーラー（アラン現代）のクリフ・アラン社長は「一時、コスパで対決していた現代車はもはや米国消費者に優秀な品質を認められている雰囲気」として「下半期に米国で『パリセイド』など新しい車級を公開すれば、現代車の顧客層が非常に広がる可能性がある」と予想した。


現代車グループ、今年からは米市場に勝負かける（１）