【グローバルアイ】われわれの中のトランプ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.23 15:56
「母には留学生活に満足して第2の故郷のようだと話してきたが、今は外国人が通り過ぎることを見るだけでも恐ろしいです」。英国ロンドンの繁華街で10代に集団暴行にあった韓国人女性留学生Aさんは体より精神的な衝撃が大きいと話した。Aさんと同行していた友達も「大学のある都市でロンドンに行ってくるたびに何も起きなかったことがなかった。吊目の真似をしたり、後ろから理由もなくトントンと叩かれたりするなど、差別行為がとても多い」と吐露した。彼らは特にアジア人、その中でも反撃できない女性を狙った差別行為が多いと伝えた。
被害にあった人々は海外で韓国人を代弁する機能が弱いと語った。黒人を対象にした差別犯罪が起きれば現地メディアが大きく報じるが、アジア人の事件は報じられない場合が多いということだ。このような事情をよく知っている英国の韓国人女性コミュニティが当局の徹底した捜査と再発防止のために暴行が発生した場所などでろうそく集会を開くことにした。集会を準備中である韓国同胞(海外在住韓国人)Bさんは「英国に唯一あった韓国人を助ける団体がボランティアと寄付がなくて消えなければならない現実」とし「韓国人が最も弱い立場になるしかないという気がする」と残念な気持ちを吐露した。彼は「黒人の人権、女性の人権も行動を通じて今の状況になった」として「子供たちがさらに安全に暮らすことができるように努力が必要だ」と話した。