韓国ラッパーのＭｉｃｒｏｄｏｔ（マイクロドット）の親が詐欺説に巻き込まれた中、バラエティ番組で人気を集めていたＭｉｃｒｏｄｏｔの活動にも赤信号が灯った。

最近、オンライン上ではＭｉｃｒｏｄｏｔの親が過去、忠北提川（チュンブク・ジェチョン）の周辺人に金銭的損害を及ぼしてニュージーランドに逃げたという内容の文章が投稿された。約２０年前のことだが、Ｍｉｃｒｏｄｏｔが各種バラエティ番組で人気を得てから被害を主張する人が多数登場し問題化した。

オンライン掲示文についてＭｉｃｒｏｄｏｔ側は「該当内容は全く確認されなかったものだ。２０日、弁護士を選任して名誉毀損で法的対応する」と強硬な立場を明らかにした。

だが、Ｍｉｃｒｏｄｏｔの母を相手に告訴状を提出した事実確認願まで公開され、波紋は広がっている。事件は過去、検察に書類送検されたが、被害を証明するために訴えられた事実確認願を再発行して公開したことが分かった。

また、他の被害を主張したＡ氏は「２０年前、Ｍｉｃｒｏｄｏｔの父に詐欺にあった。畜産協同組合から融資を受けるといって保証人になったが、多数の人を連帯保証人にして６～７億程度の資金の融資を受けた後、１９９８年５月ごろ、夜逃げしてしまった」とインタビューした。

オンラインを通じて持続的に親からの被害を主張してきたＢ氏は「Ｍｉｃｒｏｄｏｔの兄である歌手Ｓａｎｃｈｅｚ（サンチェス）のＳＮＳに過去、わが家の被害事実についてコメントを残したことがあるが、削除された。その後、弟であるＭｉｃｒｏｄｏｔも私のアカウントを遮断したことから見ると、兄弟が以前からこの懸案を認知していた」とし「わが家族が望むのは真心がこめられた謝罪」という文章を書いた。

現在、Ｍｉｃｒｏｄｏｔ側は連絡がつながっていない。バラエティ番組『都市漁師』『私は一人で暮らす』など、各種バラエティ番組を通じてみ親しみのあるイメージで中高年層に愛されていたＭｉｃｒｏｄｏｔの活動にブレーキがかかるのもとみられる。彼の兄であるＳａｎｃｈｅｚは歌手として活動中だ。