常軌を逸した青瓦台請願…「世論裁判場」に変質(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.13 11:14
青瓦台請願掲示板にはあきれた請願も少なくない。5月、青瓦台掲示板にはユーチューバーのヤン・イェウォンさん(24)を相手に秘密撮影をしたスタジオの名前を「合井(ハプチョン)ワンスピクチャー」と特定した暴露性請願が掲載された。1カ月後にワンスピクチャー側が掲示者などを相手に損害賠償請求訴訟を起こしてから該当スタジオが秘密撮影と関係がないという点が明らかになった。この過程で女優スジがこの請願に参加した事実を非難して「スジ死刑」を促す請願文まで掲載されたりもした。俳優イ・グァンスもバラエティ番組で他の出演者を指して「美人局」と話したという理由で死刑請願の対象になった。
その他にも米朝首脳会談が進展しないことに対して「トランプ氏を弾劾しよう」、サッカー選手モハメド・サラーをけがさせたという理由で「レアル・マドリードのセルヒオ・ラモスを刑事処罰してほしい」、法務部が落胎罪合憲意見を出して「無責任に性交して責任を負わない女性」という表現を使ったという理由で、「パク・サンギ法務部長官の去勢を請願します」など、とんでもない請願文が掲載された。
特定集団に向かった嫌悪発言が含まれた文章もあきれた常連の事例だ。「キリスト教禁止法を制定してください」のような特定宗教人を盲目的に非難する請願から「フェミニスト活動法で禁止してください」「すべての女性政策をなくしてください」「朝鮮族追放」など嫌悪性意見が請願を装った文章も相次ぎ掲載された。