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スティーブ・アオキ「BTSが注目される今がアジアンの前に置かれた『魔の障壁』破る時」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.02 09:19
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日系米国人DJスティーブ・アオキ氏(41)はいつのまにか韓国音楽のファンの間で有名な名前になった。昨年5月のビルボード・ミュージック・アワード授賞式当時、防弾少年団(BTS)と会ったことを契機に3度目のコラボレーション曲『Waste It On Me』を出したためだ。アオキ氏は今月9日、自身の正規アルバム『Neon Future III』の発売を控えてワン・ディレクション、フィフス・ハーモニー 、ニッキー・ジャムなど、そうそうたるフィーチャリング歌手の中で、防弾少年団とコラボした歌を先公開する方法を選んだ。

ここには、彼らがそれまで見せた格別なコラボへの信頼が作用したと見られる。昨年12月に初めてコラボした『MIC Drop』リミックス・バージョンは防弾少年団にビルボード・シングル・チャート「ホット100」28位ラインクインという当時最高記録をもたらしたし、ことし5月に発表した正規3集『LOVE YOURSELF転Tear』に収録された『伝えることが出来なかった真心』は切ないバラード曲でボーカル・ラインの真価を発揮できるように力添えした。

 
毎年最高のDJを選ぶ「DJ MAG TOP 100 DJs」に2011年の初のランクイン以来8年連続10位圏を維持しているスティーブ・アオキ氏にとってK-POP歌手とのコラボはどのような意味だろうか。Eメールでインタビューしたアオキ氏は『Waste It On Me』はBTSが初めて全体を英語で歌った曲」とし、「普通コラボをする際は修正を要請する場合が多いが今回は手を付けたくないほど甘美な声だった」と愛情を隠さなかった。

――最初の出会いはどのように実現したのか。

2017年5月に初めて会ったが、BTSはその時もすでに世の中に新しい変化を起こしていた。SNSを通じて多様な姿を見ながら必ず一度会ってみたいと思い家に招いた。それぞれのメンバーがみんな実力が優れているだけでなく、とても柔軟なので共同作業の間、終始楽しかった。

――『MIC Drop』リミックス・バージョンの成功を予想したか。

ここまで反応が良いとは思わなかった。YouTubeのミュージックビデオ再生回数が3億回を超えてK-POPを世界的に知らせる一助となったと考え、本当に満たされた。「LOVE YOURSELF」シリーズのアルバムを発売してワールド・ツアーが売り切れる様子を見て彼らの成長を実感した。アジア歌手がポップス市場のメインストリームを掌握するのに参加したということに感謝を感じる。

――今後コラボレーションとしたいK-POP歌手がいれば。

SNS映像を見るとMONSTA Xもとても魅力があった。BIGBANGのV.Iと2NE1のCLとも個人的にしばしば連絡している。K-POPを永らく見守ってきたので彼らとも作業してみたい。

アオキ氏はフロリダ州マイアミで生まれ、カリフォルニア州ニューポート・ビーチで育ったが、アジアンとしてのアイデンティティが相当強い。妹のデヴォン青木(38)もモデル兼女優として活動しながら共に経験した苦衷があったためだ。「これまで多くのアジア人が文化の壁を破るために絶え間ない努力をしてきました。50年前にブルース・リーが映画で世界市場を掌握したように、BTSは韓国語の歌でアジア音楽の可能性を見せたわけです」


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    2018.11.02 09:19
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    今年9月に開かれたWORLD CLUB DOME Koreaに参加したDJのスティーブ・アオキ。(写真=スティーブ・アオキのインスタグラム)
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