【中央時評】韓銀はどんな中央銀行でありたいのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.19 16:26
数日前、『中央銀行』という回顧録を出した白川方明前日本銀行(日銀)総裁はこういうものが積もって「時代の空気」を形成するといった。正しくても誤っていても特定の空気が一つの時代を支配すれば、他の空気を吸い込むことはできない。そのような空気の変化を韓銀も敏感に点検しなければいけない。
また白川氏は政策で理論の比率は4分の1から3分の1にすぎないという小宮隆太郎元東京大教授の言葉を引用して共感を表した。通貨管理は技術の領域でないともいう。政治・社会的次元の意思ということだ。総合的な判断とセンスの次元でもある。それでも専門家の存在は重要だ。その判断が誤った方向に流れないようにするためにだ。金利調整の政治化・社会化を最大限に避けようとする努力は中央銀行の重要な責務だ。