【中央時評】韓国がアルゼンチンの悲劇を避けるためには
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.28 15:53
タンゴは情熱的でロマンチックだ。しかしブエノスアイレスのタンゴは「踊る悲しい感情」だ。ウォン・カーウァイ監督の『ブエノスアイレス(英題Happy Together)』でタンゴはそのような記憶として残っている。
タンゴの国アルゼンチンが経済危機から抜け出せずにいる。今年の経済成長率はマイナスで、物価上昇率は30%にのぼる。財政赤字は国内総生産(GDP)の5.5%だ。輸出が振るわず貿易赤字が累積し、対外負債が外貨準備高の5倍を超える。今年6月、国際通貨基金(IMF)から救済金融を受けたが、ペソ安は続いた。通貨の価値を防御するためアルゼンチンの中央銀行は先月、政策金利を世界で最も高い60%に引き上げた。