北朝鮮が償還していない3兆5000億ウォン…南北経済協力の障害に(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.19 10:43
その後、鉄道・道路連結は南北間のホットイシューになった。「平和、新しい未来」をキャッチフレーズにした今回の首脳会談に金賢美(キム・ヒョンミ)国土部長官と呉泳食(オ・ヨンシク)コレイル(韓国鉄道公社)社長らが随行員として行ったことはこれをよく表している。政府は7月、南北鉄道連結区間で共同点検をし、8月には京義線北側区間を現地調査するなど弾みをつけている。
こうした動きには懸念もある。北朝鮮の「非核化」に圧力を加えるための米国と国際社会の対北朝鮮制裁と摩擦が生じるという点でだ。しかし政府は国策研究機関と専門家を動員し、対北朝鮮制裁を避ける事業推進案を考えている。対北朝鮮インフラ建設は北朝鮮だけでなく韓国経済に必要な事業という論理が核心だ。特に鉄道・道路など南北交通網の連結は北東アジアとユーラシアを結ぶ鉄道・物流共同体に発展するためのものだという点を強調している。首脳会談の説明資料で「TSR(シベリア横断鉄道)、TCR(中国横断鉄道)への連結は北朝鮮ではなく韓国に必要な事業」と強調したのもこうした脈絡だ。