【噴水台】英語が大事という指摘の矛盾=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.17 14:18
韓国で英語は相変わらずストレス要因だ。「私の学生時代には外国研修をした人は一人もいなかった。英語会話が足りない人は入部してからもストレスを多いに受け、現場で実力を磨いた。発音が良くないのは仕方ない。重要なのはコンテンツとそれを解いていく論理だ」。金星煥(キム・ソンファン)元外交通商部長官が北米局長時代に聞かせた話だ。外交部では「外国からお客さんが訪問すれば、同席者を置かない先輩がいたが、調べてみると英語実力がばれるかと思ってそうしたこと」という話も伝わる。すべてがかなり前のことだ。
金大中(キム・デジュン)元大統領の英語通訳官出身である康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が韓国外交官の英語力を指摘したという。韓国という国の品格、国力に及ばないという叱責により、外交部が語学評価と教育制度の改編に着手したという報道だ。「国益が正面対決する現場である外交部で当然するべきだった指摘」という反応もあるが、「長官の特技である英語だけを強調したもの」「板門店(パンムンジョム)宣言の終戦宣言の部分を北朝鮮側の英文翻訳本に合わせて翻訳したことから釈明せよ」という苦言も出る。