５日午前７時４０分に平壌（ピョンヤン）に向けて出発する北朝鮮特使団が金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長と会うものとみられる。

米ホワイトハウスは４日午後（現地時間）、報道官名義の発表文を通じて、この日午前に韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領と米国のドナルド・トランプ大統領が約５０分間にわたって電話会談を行った事実を明らかにしながら、「文大統領は『金正恩委員長と会うために』明日（５日）平壌に特使団を派遣するとトランプ大統領に説明した〔Ｐｒｅｓｉｄｅｎｔ　Ｍｏｏｎ　ｂｒｉｅｆｅｄ　ｔｈｅ　Ｐｒｅｓｉｄｅｎｔ　ｔｈａｔ　ｈｅ　ｗａｓ　ｓｅｎｄｉｎｇ　ａ　Ｓｐｅｃｉａｌ　Ｅｎｖｏｙ　ｔｏ　Ｐｙｏｎｇｙａｎｇ　ｔｏｍｏｒｒｏｗ　（Ｓｅｐｔｅｍｂｅｒ　５）　ｔｏ　ｍｅｅｔ　ｗｉｔｈ　Ｃｈａｉｒｍａｎ　Ｋｉｍ〕」と伝えた。

これに先立ち、青瓦台（チョンワデ、大統領府）は両首脳の会談内容を明らかにしながらも、特使団と金正恩委員長との面談については全く言及しなかった。

ホワイトハウスがこの日の発表文で「金正恩委員長と会うために」という表現を使ったことから推測して、文大統領がすでに特使団と金委員長との面談が約束されていることをトランプ大統領に伝えた可能性が出ている。

ホワイトハウスはまた、発表文で「２人の指導者は金正恩委員長が合意したものと同様に、北朝鮮の最終的かつ完全に検証された非核化（ＦＦＶＤ）を成し遂げるために続けられてきた努力を含め、最近の韓半島（朝鮮半島）状況について話し合った」と明らかにした。両首脳はまた、今月末の国連総会で会うことにも合意した。