１９３２年済州（チェジュ）の旧左邑（クジャウプ）では日帝の搾取に対抗した海女の抗日運動が起きた。コ・チャドン、キム・ケソク、キム・オンニョン、プ・チュンファの５人の海女が始めた抵抗は済州各地に広がり、３カ月間延べ人数１万７０００人が２３８回に達する集会に参加した。

文大統領は「政府は過去の光復節以来１年間女性独立活動家２０２人を探して光復の歴史に堂々と名を上げた。その中で２６人を対象に今回の光復節に叙勲と有功者褒賞をすることにした」とし「残りの方々も引き続き褒賞する予定」と明らかにした。同時に、「政府は女性と男性、役割を離れていかなる差別もなく独立運動の歴史を発掘していく」と強調した。

文大統領は「２日前、南北高位級会談を通して『板門店（パンムンジョム）会談』で約束した秋の首脳会談が合意された」として「翌月、私はわが国民の心を集めて平壌を訪問する」と明らかにした。

特に、「韓半島（朝鮮半島）の完全な非核化とともに終戦宣言と平和協定に行くための大胆な足取りを踏み出す」と表明し、首脳会談の中心議題として扱われる終戦宣言を取り上げた。文大統領は海外歴訪中に現地メディアとのインタビューなどで年内終戦宣言の必要性を繰り返して強調した。

また、「南北間でさらに深い信頼関係を構築し、米朝間非核化対話を促進する主導的な努力も同時に尽くしていく」とし「韓半島問題はわれわれが主人という認識が大変重要だ」と話した。「韓半島運転者論」にもう一度力点を置いたものだ。

文大統領はまた「平和が経済」として北朝鮮との経済協力を強調した。平和が定着することになれば、京畿道（キョンギド）と江原道（カンウォンド）の境界地域に「統一経済特区」を設置する計画であり、板門店宣言で合意した鉄道、道路の連結は今年中に着工式を行うのが目標だと文大統領は説明した。

特に、文大統領は「京義（キョンウィ）線と京元（キョンウォン）線の出発地だった龍山（ヨンサン）で北東アジア６カ国と米国が参加する『東アジア鉄道共同体』を提案する」として「この共同体は韓国の経済地平を北方大陸にまで広げ、北東アジアの共生繁栄の大動脈になり、東アジアのエネルギー共同体と経済共同体につながるだろう」と明らかにした。


＜光復節祝辞＞文大統領、「大韓民国政府樹立７０周年」…建国節論議を意識（１）