2034億ウォン投入の平昌スキー場、6カ月間放置(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.13 11:14
平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)が閉幕してから6カ月が経過した。数千億ウォン(数百億円)台の予算を投入して建設した競技場と施設はどうなっているのだろうか。中央日報の取材チームが最近、江原道(カンウォンド)の旌善(チョンソン)・江陵(カンヌン)・平昌のオリンピック関連施設を点検した。平昌オリンピック競技場はわずか6カ月で「白い象(white elephant、大きくて厄介なもの)」となっていた。
7日、江原道旌善郡北平面宿岩里の旌善アルパイン競技場。2月に「スキー女帝」リンゼイ・ボン(34)と「スキー妖精」ミカエラ・シフリン(23、以上、米国)が名勝負を繰り広げた場所だ。オリンピック以前には樹齢500年を超える木や貴重植物があり、「生態系の宝庫」と呼ばれたところだ。
しかし今は世界レベルのスキー場も、うっそうとした森でもなく「厄介者」になっていた。工事が中断した状態で放置され、砂利が目立つ。スロープがある可里旺山(カリワンサン)に登ってみると、フォーククレーンなど重装備があちこちに散在していた。ゴンドラは運行を中断して長い時間が経過していた。傾斜面の所々にある製雪用装備のためここがスキー場だったことはすぐに確認できた。