米国市場で1位の日本インスタントラーメンを追撃する韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.24 10:58
後発の韓国インスタントラーメンはどのように米国人の消費者を確保したのだろうか。農心の北米地域販売総括のクリス・ロス本部長はその秘訣を「プレミアム戦略」と説明した。ロス本部長は「日清・マルちゃんなど日本のインスタントラーメンは主なターゲットが低所得層であるため、麺に(粉)スープがすべてだった。農心は高級な小麦粉に具が入ったスープも付けている」と話した。
さらに日本インスタントラーメンのカップより容量が大きいカップに多くの麺を入れ、発酵スープを利用し、量と質で日本ラーメンとは差があるというのが、農心側の説明だ。
農心アメリカ法人のシン・ドンヨプ社長は「我々はロサンゼルス工場のR&Dを通じてさまざまなスープを開発しているが、日清とマルちゃんは工場を米国現地に置いても外部から麺とスープの供給を受けてミックスするだけ」と伝えた。また「米国の若い白人も最近は韓国のように辛いラーメンを好む人が増えている」とし「米国の農心の消費層は60%が白人・ヒスパニック・黒人であり、残りがアジア人」と話した。