韓経:【社説】「会社が破綻して気づく」と言われる韓国労働組合の常習ストライキ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.29 13:19
現代自動車と現代重工業の労働組合がストライキの手続きを踏んでいる。賃上げをめぐる労使の隔たりが埋まらないという。現代自動車の労働組合は基本給5.3%引き上げと純利益の30%成果給支給などを要求していて、来月2日にストライキ賛否投票をする予定だ。基本給7.9%引き上げ、成果給最小250%支給などを提示した現代重工業の労働組合は中央労働委員会に争議の調停を申請した。
両社が直面している経営状況を見ると、労働組合が例年の行事のように「賃金闘争」をする時期なのかという指摘が出るだろう。現代自動車は国内・海外市場ともに販売不振に苦しんでいる。米国が輸入車に最高25%の関税適用を推進し、危機を迎えている。「高コスト・低効率」構造も問題という指摘は昨日今日のことではない。前任の労働組合委員長さえも「現代自動車の労働組合は『会社が破綻してこそ気づく』という忠告を受け入れるべき」と述べたほどだ。