韓経:サムスン・アップル、7年ぶり特許紛争に「終止符」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.29 10:11
世界1、2位のスマートフォン製造企業、サムスン電子とアップルの特許紛争が7年ぶりに終止符を打った。両社はすべての訴訟を取り下げ、同じ事案に関連して追加で訴訟を提起しないことで電撃的に合意した。長期化する訴訟に少なからず負担を感じた両社がお互い名分を得るラインで一歩ずつ退いたという評価だ。
ブルームバーグ通信など海外メディアは27日(現地時間)、米カリフォルニア州サンノゼの連邦地裁に提出された訴訟資料を引用し、サムスン電子とアップルがスマートフォンのデザイン特許紛争を解決することで合意したと報じた。具体的な合意条件はこの資料に明示されていなかった。
サムスン電子とアップルのデザイン特許紛争は、アップルが2011年4月にサムスン電子が自社のiPhoneとiPadの特許を侵害したとして訴状を提出して始まった。アップルが主張した特許は角丸長方形のiPhone基本デザイン、液晶画面の枠、アプリケーション配列形態(アイコングリッド)など。一方、サムスンはiPhone、iPadが自社の通信標準特許を侵害したとして対抗し、訴訟はアフリカを除いた全大陸に広まった。2014年8月、両社は米国での訴訟2件を除いて残りの訴訟を撤回し、一時は合意が近づいたという見方も浮上した。しかし今回の最終合意まで4年という時間がかかった。