【コラム】韓半島発の世界平和の夢(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.19 13:40
しかしシンガポール首脳会談の核心ポイントはそうでない。トランプ大統領が金正恩委員長を対等な対話相手と認め、できる限りの礼を尽くし、今後さらに対話を続けていくことにした点だ。さらに重要な点は、非核化を米朝関係改善の条件でなく結果であることをトランプ大統領が認めたという事実だ。「相互の信頼を高めることが韓半島の非核化を促進する」という共同声明の文言は、北朝鮮の核問題を眺める米国側の視点のコペルニクス的転回を意味する。
今まで米国は非核化が前提になってこそ米朝両国は信頼を築き、関係正常化と平和体制の構築も可能だという立場を見せてきた。しかしシンガポールでトランプ大統領は相互の信頼が構築される時に非核化も進展するという論理を受け入れた。