北朝鮮の金英哲氏、NYを電撃訪問…トランプ氏「私の手紙に返事」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.30 07:15
米国のドナルド・トランプ大統領は29日(現地時間)、「金英哲(キム・ヨンチョル)(北朝鮮労働党)副委員長が今、ニューヨーク(NY)に来ている。私の書簡に対する信頼できる返事だ。ありがとう」とツイートした。今月24日、トランプ大統領は首脳会談中止を発表しながら、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に「心が変わったら私に電話をくれるか手紙を送ってほしい」と伝えていた。これに伴い、今回、金英哲氏が金正恩氏の親書をトランプ大統領に手渡すものとみられる。これは6月12日のシンガポール米朝会談開催を再確定する外交的手続きともとれる。
金英哲氏は北朝鮮外務省北米局のチェ・ガンイル副局長と共に29日午前、高麗航空JS151便で経由地の北京首都国際空港第2ターミナルに到着した。どのような理由があったのか、金英哲氏はこの日午後ワシントン行き、30日午後ニューヨーク行きなど航空便の予約を3~4回変更したことが確認された。金英哲氏が29日の北京滞在中に中国の要人とも接触するのではないかとも見方もあったが、実際に会ったかどうかは確認されなかった。中国外交部は華春瑩報道官は「提供できる情報はない」と述べた。